ヘッケル
こちらヘッケル。聞こえるかシピオーン?応答せよ。
シピオーン
こちらシピオーン。聞こえている。どうぞ。
ヘッケル
要件を伝える。まずはMAPを見てくれ。MAPの一番西側に管理棟がある。そこの中に外部からネットワークが遮断されたSECRET ROOMがあるのでそこに侵入して機密データを入手すること。それが今回のミッションだ。
シピオーン
なるほど。外部から隔離されていて君のクラッキング技術をもってしてもデータは盗み出せないと。
ヘッケル
そういうことだ。ただこの管理棟はいくつもの強力なセキュリティゲートで守られていて、こちらからもシステムをクラックしつつ君の方でゲートを解除しないと侵入は無理だ。
シピオーン
どちらが欠けてもこのミッションは失敗するということだな。よろしく頼むぜ相棒。
ヘッケル
まあ失敗しても捕まるのはお前だけだがな。
シピオーン
そりゃないぜ相棒。
ヘッケル
冗談はここまでだ。管理棟に着いたか?
シピオーン
ああ、ゲートの前にいるぜ。
ヘッケル
事前に渡しておいた調査情報は持ってるな?
シピオーン
当然。
ヘッケル
その調査情報と俺が今からクラックして解析するデータを併せる事によってゲートの解除コードがわかる。それを入力すればゲートがオープンするぞ。
シピオーン
了解。
ヘッケル
それ……ミッショ…を開…しようか。
シピオーン
ヘッケル?今会話が途切れたようだが?
ヘッケル
聞こえるか?この地域は時々砂嵐が起きるのだが、その影響で時々通信が乱れるんだ。全くいやなところだぜ。
シピオーン
通信障害がお前の一番嫌いなものだったな。
ヘッケル
ああ、地球上どこでも途切れない強力な電波が欲しいぜ。
シピオーン
そりゃまた極端な願いだな。
ヘッケル
再度通信障害が起きる前にミッションを遂行するぞ。準備は良いな?
シピオーン
OK。ミッションを開始する。